いなべのｱﾄﾘｴ
当初は平屋の薪ｽﾄｰﾌﾞの住宅に憧れましたが、ｺｽﾄ的に断念。子供室は2階部分に設け、年を重ねても1階で住まうことができるようになプランにしました。両親が車いすを使用している為、駐車ｽﾍﾟｰｽから部屋までをｽﾛｰﾌﾟにしています。また両親の部屋と浴室、洗面室、便所、厨房など水廻りは近くにして気配が感じられるように配置いたしました。冬は薪ｽﾄｰﾌﾞと囲炉裏でぽかぽかと温かいです。板倉造りの木が蓄熱の効果もあるようです。部屋には間仕切りが無いので、子供たちの気配がどこにいても感じられます。

柏原の家
お子様3人のこれからの子育てが楽しみなご家族のお家です。お子さんの部屋は寝るだけで小さくて良い。居間の心地よい空間に家族が集まるようにしたい。筑波大学の安藤先生の推奨される板倉づくりで建てたい。尚且つﾎﾞﾙﾄは使用したくない。長ほぞ、こみ栓、ｼｬﾁ栓、渡りあごなどを使用して大工の技で構造をつくりたい。板倉づくりや手刻みにとてもご理解のあるｸﾗｲｱﾝﾄです。瓦は州浜瓦、外壁は漆喰＋杉板で装い、落ち着いた和の空間を創りました。

香流の家
以前のｸﾗｲｱﾝﾄさんのお子様の担任の先生のお家です。
家庭訪問に行かれた時に素敵だなと思い、偶然ホームページで見つけて頂いたとの事です。体に良くない材料はできる限り使いたくない。日差しが入る明るいお家が良い。
和室が一部屋ほしいなどがご要望でした。
少し広めの玄関ｱﾌﾟﾛｰﾁを設け神代杉の玄関引き戸で客人を迎えます。アプローチは厨房の窓から見えるので、子供やご主人、客人の気配も感じることができます。隣家により3方囲まれた敷地でしたので、居間には吹き抜けを設け、そこから陽射しが入るようにしました。吹き抜けには窓の開け締めの為のキャットウォークを造りました。床にはびー玉を入れﾎﾟﾘｶで挟み込みました。お昼はｷﾗｷﾗとびー玉が輝き、夜は蓄光のびー玉が蛍のように光ます。
外壁は杉板＋漆喰塗りでモダンな木の家。木の表面はﾗﾌ仕上げと削った仕上げがストライプになるようイメージして塗料が塗布してあります。