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2025.08.31
Detail daily life of the architect
Rutsu Tanimura
剛心 「ごうしん」
ふとしたことで興味を持った作家がいる。
いくつか作品を読んだ中で出会った「剛心」は明治の建築家 妻木頼黄 をモデルにしたものだ。
妻木は帝大でコンドルの薫陶を受けた辰野金吾らの後輩であるが、卒業を待たず、のちにアメリカの大学入った。
その後、官庁営繕において、武田五一をはじめ多くの後輩を育て、名建築を生んだ人物である。
面白かったので、夫や友人にも勧めたが、すでに読んだという同業者の人が
とても面白かったと 熱く語っていた。
作家の木内昇 を知ったのは 実は ある雑誌に掲載されていた 自邸の写真であった。
それは大工さんが作った古家をリフォームしたもので 和室の意匠を生かし、畳をフローリングに変えて
リビングとして利用している写真だった。 なぜか それにぐっと惹かれた。
幕末から明治にかけての時代を背景にした 人間の心情を語る作品が多い。
夏目漱石が大好きと聞いて、その世界観が少し理解できたが、漱石より ずっと 読みやすく、惹かれる。