NATURAL Satsukidai House
- 構造・工法
- 暮らし方

「さつき台の家」
Satsukidai House
郊外の住宅街にある二世帯住宅。80代の両親と50代の娘さんの家族が住んでいた以前の住まいは
建て替えるほど老朽化していたわけではなかった。定年後、家にいる時間が増えたとき
楽しいと思える住まいではなかったので、両親が元気なうちに思い切って建て替えた。
正面の平屋の部分は両親の部屋、中庭を挟んで2階建部分はみんなの空間に繋がっている。
近所の仲良しは正面左側にある玄関からは来ないで 右側の木製の通用口からのぞいて、在宅を確認したら中庭に直接入ってくる。
そして中庭に腰かけておしゃべりを楽しんだり、お茶を飲んだりしている。
この中庭は家族の間でのコミュニケーションの場になっているだけでなく、
近所の人たちにもちょっとした社交場になっている。
(アール・アンド・エス設計工房)
吹き抜けの或るリビングダイニングは 明るく 気持ちがいいだけでなく
中庭に面しているので外部からのプライバシーが保たれつつ、
家族同士はどこにいても何となく気配が感じられる。
距離感と親近感がバランスよく収まっている。
工法はいわゆる木造在来工法であるが、腕のいい大工さんが時間をかけて手刻みで建ててくれた
いまどき珍しい伝統的な工法である。一般的なプレカットでは不可能な接合方法である。
例えば柱と土台、梁は長ほぞ込み栓という方法でしっかり定着している。梁の接合も一般的には蟻継と言われる1,2センチ程度の掛かりであるが、
今回は追掛け大栓継ぎという強度のある継手になっている。
ダイニング上部の吹き抜けと左手奥にあるL型形状の階段の吹き抜けと2か所の吹き抜けが近い距離にある。
構造的には2階の床をきちんと補強しておかないと長い間にひずみ等が生じてくるので
床を支えるの梁、根太等をしっかり作ってある。
吹き抜けの中央にある木製の梁は構造的な意味合いも大きいが
食卓の上部の照明をつけるためにも役立っている。内部の仕上げは壁、天井ともに丁寧な塗装仕上げ。
床は無垢材、塗料はオスモのフロアクリアー。 ナチュラルでシンプルな天然素材を多用している。
こういう方法は時間が経過するほど味わいが生まれ、多少の傷や汚れがあってもいい感じに育ってくる。
アール・アンド・エス設計工房
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