「西春の家」

ＮＩＳＨＩＨＡＲＵ－ｈ

西春の家　～デッキテラスのコートでつながる家～　設計：向井一規建築設計工房 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　竣工2002年　　ご両親のお宅の敷地内に計画した4人家族の住まいである。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 敷地は、間口８ｍ、奥行２４ｍ、南側の前面道路前の隣地は名古屋空港につながる大通りに面しています。古い店舗は倉庫として使われていて後々は商業施設に建て替えられるという想像がつきました。このような敷地では南側に開放するのではなく、自分たちのプライバシイを護りながら自然とふれあえるコートハウスが良いと思います。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ワンフロアに近い住空間は、こども室・デッキテラス・リビングダイニングキッチン・デッキテラス・個室　とつながり　部屋の　中・外・中・外・中　とテラスが2ヶ所ある。このテラスが、光と風と緑とふれあう場になります。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 テラスとは、引込み戸を開放すると部屋の内外が一体化する気持ちの良い空間となります。

ピロティの駐車場を抜けて門扉を引くと半階上がったデッキテラスがある。このデッキテラスは、日常は大きな格子戸が閉められていて開放するとご両親の芝生の庭が拡がる。この庭が3世代のコミュニティスペースになる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　駐車場の上にあるこども室からは、全体が見渡せる楽しい場所である。洗面・浴室は、奥のデッキテラスに開放されていて、プライバシイを護りながらの水廻り空間となる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　後々南側の隣地には8階建てのマンションが建ちましたが、このコートハウスのおかげで護られた日常生活が送られています。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 家族：夫婦・子供2人／愛知県北名古屋市／2002年竣工／木造2階建て一部鉄骨／延床面積97.23㎡（１階96.25㎡　２階25.29㎡）