BLOG
2019.09.09
Detail daily life of the architect
KAZUNORI MUKAI
小さくても豊かな住まい ・ 青海の家 / 向井一規建築設計工房
前期に非常勤講師をしている名城大学の学生の見学会「青海の家」をさせてもらいました。
台風が近づいていてどうなるかと思いましたが、東海地方は影響がなくとても恵まれた天気になりました。
私の建築の特徴である環境・ロケーションを活かす建築を感じてもらうため、隣の城山公園から案内をしました。
周囲の建築とは向いている方向が違うことがよくわかります。
大きな正方形の窓・横長のスリット窓など、小さなシンプルな箱の家に開けられた窓の意味を室内で体感してもらいました。
1階の分割された個室から2階に上がると明るく開放的なLDKに迎えられます。
それぞれの窓に、海・山・城 と気持ちの良い風景を臨むことができて、ロケーションとプランニングの相対関係が身体で理解できたようです。
皆、どこから見ると景色がどのように見えるか、雰囲気の違いと居心地の関係など・・・興奮気味でした。
クライアントさんからは、熱意のある土地探しから家づくりのプロセスなどの想いをお話ししてもらい、住宅設計の大切さも知ることができました。
あまりの心地良さになかなか帰ることができなくなり・・・終には夕焼けの美しさをみんなで見させてもらうことになりました。
ソラテラスまでまた出させてもらい、感動を味わいました。
未来を創る若人の姿にクライアントさんも感動されていました。
自分たちが日常に感じている家の心地よさを、みんなに感じてもらったことが嬉しく思われたようです。
学生も皆、楽しく過ごせたようです。
長時間にわたり見学させてもらい、ありがとうございました。
今度は、春にお花見をしたいですね。
2019.9.8
向井一規建築設計工房