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2022.10.02
Detail daily life of the architect
KAZUNORI MUKAI
しあわせな”建築”「住まいづくり」
設計する意義とは、何か・・・ 建て主、施工者、設計者の関係性とは・・・ を考えさせられるyoutubeを見た。
堀部安嗣(建築家)さんが語られているyoutubeである。
「しあわせ感」とは建て主はもちろん携わった施工者も建て終わった後に感じてもらわないといけない。と語られている。
これは以前から私も感じていたことでもある。それは設計者が発信して進行していくものであると思う。
利己的ではなく利他的であるべき行動を自ら思考して、建て主と施工者の間に立ってつくりあげていくことが大切である。
施工者をリスペクトすることは、職人さんの技術に敬意を持つことでもある。これは工事費にも影響するが、建て主の方にも理解を求めなければいけない。
設計者の利己的なクリエイションで下請けをたたいて出来た建築は、後ほどのメンテナンスも出来ない不幸な建築にもなる。
この様々な狭間の中で互いのリスペクトをバランス取りながらのかじ取りとなる。
10年20年経っても建て主の方と施工者が良い関係であれば、3者がしあわせな気持ちで接しられる。
こんな理想的な建築が私の目指している「住まいづくり」である。
堀部安嗣、かく語りき
堀部安嗣、かく語りき(1/3)|健全な住まいづくりとはなにか、「幸せ」を追求する設計士と“工務店界の江ノ電” 対談【建築人と創る】 - YouTube
堀部安嗣、かく語りき(2/3)|住まいづくり=「食」?チェーン店と小料理屋さんで語る住宅論対談【建築人と創る】 - YouTube
堀部安嗣、かく語りき(3/3)|「視覚」に頼った住まいの限界と、「知覚」で考えられた住まいの柔軟性【建築人と創る】 - YouTube
堀部安嗣さんの設計哲学は、私の設計する意識(モチベーション)を高めてくれる言葉になっています。
感謝申し上げます。
「建築を気持ちで考える」 著者:堀部安嗣
2022.10.2
向井一規