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2021.02.01
Detail daily life of the architect
HIROO ASAI
第12回建築コンクール
先日の土曜日に、今年で12回目を迎える。建築コンクール初回より携わってきた、コンテストです。例年は100名ほど入れる会場で開催しているのですが、コロナの感染拡大により、Youtubeのライブ配信にて公開しようとなりました。
昨年の夏から映像チームを結成、テストを加えて、3つのカメラを利用する配信技術まで身についけるに至りました。テスト配信では、多々トラブルもおこり、修正をくわえ、いよいよ当日。
観客もないせいか、スタッフは緊張しているようでした。その気持が、登壇している。建築家にも伝わり、最初は少しかたい感じスタート。この建築コンクールは、テーマがあって、今回は「ねっちこい建築」最初にシンポジウム、審査員それぞれ5枚のスライドをつかって、「ねちっこい建築」とは何かを語ってもらいます。その後、全国から応募された作品の公開審査となるコンテスト、イベントです。前段のシンポジウムでは、「ねっちこい」の意味を建築をとおして、議論されました。一人の登壇者が、成熟社会のキーワードである、モノからコト。シェア(共有)は、まさにコトを表す行為で、建築ではシェアハウスはみなさんもご存知では。しかし、「モノのへの愛はどうなるのだ!」モノへの執着心がなくなれば、素晴らしい建築はつくられない。モノに対する執着心は昭和生まれですから、たくさん持っているはず。でも、最近は、口に出していない事に気づきました。モノへの愛を更に強く。言葉の議論は、辞書には書かれていない意味を広げてくれます。およそ5時間のライブ配信は無事終わり、素晴らしいチームワークでした。でも、本来いるはずの、作品を応募した人たちとのリアルな反応を楽しめませんでした。来年はリアルでやりたいと強く思うコンクールでした。
シンポジウム/公開審査はYoutubeチャンネルで配信しています。ご居味のある方はどうそ。
https://www.youtube.com/watch?v=V3ZCtC1fyHQ