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2021.03.19
Detail daily life of the architect
KAZUNORI MUKAI
おうち時間が愉しい住まい・2 向井一規建築設計工房
月曜日にご案内した「おうち時間が愉しい住まい」の続編・2です。
「蒲郡の家」 土と親しむ
隣の畑とのふれあいを楽しむために、庇の大きな土間テラスをつくりました。
テラスにつながるダイニングキッチンも土間フロアとして、土に親しむ空間です。
内外をつなぐ中間ゾーンのエリアです。
ダイニングとキッチン横のガラス戸を引き込むと開放感のある気持ち良い空間になります。
床暖房を設けた土間フロアは冬も快適です。
午前中は、川沿いの駐車場側からの雑木林の木漏れ日が入ります。
クライアントは、鬱蒼とした緑の中で暮らしたい。との希望でした。
5年後には土間テラス側の雑木林も育ち、自然豊かで健康的な住まいとなりました。
子どもたちもすくすくと成長しています。
「HDFの家」 雑木林と語らう
[ 住む。 2017年 夏号 No,62] 掲載 撮影:中嶋大助
三重県の伊賀盆地にある 簡素に自然と寄り添う家。です。
マンション住まいのご家族は、雑木林につつまれた自然豊かな土地を購入されました。
自然と寄り添うことと自然から護られることのバランスを考えた住まいになりました。
撮影:中嶋大助
それぞれの空間から臨めるピクチャーウィンドウをデザインし、好きな場所で好きなことをしながら家族がゆるくつながる住まいです。
デッキテラスとつながるダイニングキッチン、暖炉のある土間フロアのリビング。
その向こうにはご主人の趣味の部屋がつながります。
キッチンからはダイニング・リビング、2階のこども部屋が見渡せます。
窓の外には、広いデッキテラスの向こうに、芝生の庭と雑木林が拡がります。
適材適所の空間で、開放的になりすぎないこもり感のある心地よさが家族の関係を育みます。
7年が経ち、お子さんも春から高校生です。
住まいが家族をゆっくりと育ててくれているようです。
「おうち時間を愉しむ」とは、
自分の想像したおもいから創造された住まいで、おうち時間を愉しむことです。
ありのままの自分と自分との気持ちとふれあいから、リラックスした雰囲気につつまれる。
自分たちのための住まいづくりをしましょう。
2021.3.19
ikki
向井一規建築設計工房
ikki.mki.archi@gmail.com