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2025.07.28
Detail daily life of the architect
KAZUNORI MUKAI
住まい手のエッセンス・再生則武長屋
10年前に竣工した長屋のリノベーション「再生則武長屋」は貸家としてオーナーに依頼されて設計しました。
今回、寂しいのですが、、、借主の方が引越しをされることになりました。
可能性を求めて、できるだけシンプルな箱として ”less is more" のデザインをしました。
住まい手の方は、見事に個性的なエッセンスをデザインされたので、今回撮影させてもらいました。
まずは、リノベーション後のすっぴんです。
1階:LDK~板間~土間 2階:ひな壇状の3室
1階:板間から土間へ *ヨガ教室として LDKから光庭 *白い箱庭に植物が映えます
2階:奥の間 階段のある吹抜けの間
吹抜けの間 居間
築80年の長屋の空間構成・趣を活かした素形のデザインに、見事な「住まい手のエッセンス」を表現していただき嬉しいです。
クライアントがいて誰かのための棲み処ではなく、”地”を活かして誰かが”図”をデザインするコラボレーションが、
こんなに素敵になるなんて、とても面白い経験をさせてもらいました。
「再生則武長屋」は、今後新しい住まい手を探す予定です。
棲(自由空間)のホームページ 「棲不動産」
棲不動産– 棲すみか|自分らしく暮らせる魅力的な賃貸、分譲物件
新しいエッセンスを期待します。
2025.7.28
向井一規建築設計工房